ユニットバスからの水漏れに気づいたとき、少し手先が器用な方であれば、「自分で直せるんじゃないか?」と考えてしまうかもしれません。安堵町での水道修理は配管交換するとホームセンターに行けば、パッキンやコーキング材、あるいは簡易的な修理キットが手に入りますし、インターネットにはDIYでの修理方法を紹介する情報も溢れています。実際に、シャワーヘッドの接続部からの水漏れのように、パッキンを交換するだけで簡単に直るケースもありますし、浴槽と壁の境目のコーキングが少し剥がれてきた程度であれば、自分で新しいコーキング材を充填することで一時的に対応できる場合もあります。これらの軽微な修理は、費用を抑えたいという気持ちからDIYで試みたくなるのも無理はありません。 しかし、ユニットバスの水漏れは、目に見えている部分が原因の全てであるとは限りません。むしろ、壁の裏側や床の下といった、普段は見えない隠れた場所で問題が発生していることの方が多いのです。ユニットバスは工場で作られた部材を現場で組み立てるシステムのため、壁パネルの合わせ目や床パンと壁との接合部、排水管や給水管との接続部など、複数のパーツが組み合わさる箇所が多く存在します。これらの目に見えない部分でパッキンが劣化していたり、配管に亀裂が入っていたりすると、表面上は何の変化がなくても、内部では少しずつ水が漏れ出し、建材を湿らせている可能性があるのです。 このような、原因が特定できない場合や、壁の内部、床下からの漏水が疑われるケースで安易にDIY修理を試みるのは非常に危険です。例えば、見当違いの場所を修理してしまったり、無理に壁や床を開けてしまい建物を傷つけてしまったりするリスクがあります。また、一時的に水の流れを止めたつもりでも、根本的な原因が解決されていないために、別の場所から水漏れが再発したり、内部での被害が知らぬ間に進行してしまったりすることも少なくありません。最悪の場合、自分で修理しようとしたことが原因で被害を拡大させ、結果的にプロに依頼した際の修理費用が当初よりも遥かに高額になってしまうという事態も起こり得ます。 では、どこまでが自分でできる範囲で、どこからプロに任せるべきなのでしょうか。自分でできるのは、シャワーヘッドやホースのパッキン交換、排水口のヘアキャッチャーの清掃といった、明らかに原因が目視でき、部品交換も簡単な範囲に限るべきです。それ以外の、原因が分からない、壁や床の変色やシミがある、排水の流れが悪いが詰まりが見当たらない、といったケースでは、迷わず専門業者に相談することをお勧めします。プロであれば、専門知識と特殊な機材を使って正確に原因を特定し、適切な方法で確実に修理してくれます。費用はかかりますが、水漏れが引き起こす深刻な二次被害を防ぎ、安心して長く住まうためには、プロの判断と技術に頼るのが最も賢明な選択と言えるでしょう。DIYの限界を知り、適切な線引きをすることが、ユニットバスの水漏れトラブルを最小限に抑える鍵となります。
ユニットバス水漏れ自分で直せる?プロに頼む線引き