一生懸命、排水口の掃除をしているのに、なぜかチョウバエがいなくならない…。そんな経験はありませんか?壁に止まる小さな姿を見つけるたびに、「一体どこから来てるの!?」と、途方に暮れてしまう気持ち、よく分かります。水回りを徹底的に掃除してもチョウバエが減らない場合、もしかしたら、思いもよらない場所が発生源になっているか、あるいは外部からの侵入が続いているのかもしれません。まず、考えられる意外な発生源を探ってみましょう。例えば、普段あまり使っていない部屋の洗面台や、長期間水を流していない排水口はありませんか?水が溜まったまま放置されていると、わずかな汚れからでもチョウバエが発生することがあります。観葉植物の受け皿も盲点です。常に水が溜まっている状態だと、土の有機物などが混ざってヘドロ化し、発生源になることがあります。こまめに水を捨て、受け皿を清潔に保ちましょう。冷蔵庫のドレンパン(蒸発皿)もチェックポイントです。自動霜取り機能で出た水が溜まる場所ですが、ここに汚れが蓄積すると、チョウバエが発生する可能性があります。取り外して清掃できるか確認してみましょう。さらに稀なケースですが、壁内部での水漏れや、床下の浸水などが原因で、見えない場所に発生源ができている可能性も考えられます。カビ臭さや壁のシミなど、他の兆候がないかも注意してみてください。次に、外部からの侵入経路を再確認しましょう。窓やドアはきちんと閉まっていますか?網戸に破れや隙間はありませんか?換気扇のフィルターは汚れていませんか?チョウバエは非常に小さいため、ほんのわずかな隙間からでも侵入してきます。特に、家の周りに側溝や浄化槽など、チョウバエが発生しやすい環境がある場合は、侵入対策を強化する必要があります。発生源の特定は、時に非常に根気のいる作業です。家中をくまなくチェックし、考えられる可能性を一つずつ潰していくしかありません。それでもどうしても原因が分からない、あるいは対策をしても状況が改善しない場合は、専門の害虫駆除業者に相談することを検討しましょう。プロの目による調査で、思いがけない発生源が見つかることもあります。諦めずに、根気強く対策を続けることが大切です。