この記事では、給湯器の交換費用の相場を号数別に解説し、さらに選び方のポイントもお伝えします。給湯器の号数とは、1分間に水温を25℃上昇させて供給できるお湯の量のこと。例えば、16号の給湯器なら、1分間に16リットルの水を25℃温められます。号数が大きいほど、一度に使えるお湯の量が増えるため、家族の人数やライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。一般的に、一人暮らしなら16号、二人暮らしなら20号、3~4人家族なら24号が目安とされています。ただし、お風呂にお湯を張る頻度が高い、シャワーを同時に使うことが多いなど、お湯の使用量が多い場合は、ワンランク上の号数を選ぶと快適です。号数別の交換費用相場ですが、16号で10万円~20万円程度、20号で12万円~25万円程度、24号で15万円~30万円程度が目安となります。この金額には、給湯器本体の価格、標準工事費、出張費などが含まれています。ただし、これはあくまで目安であり、設置状況や追加工事の有無によって費用は変動します。例えば、既存の給湯器と異なるメーカーの給湯器に交換する場合や、設置場所を変更する場合は、追加工事が必要になることがあります。また、高所作業や特殊な設置方法が必要な場合も、追加費用が発生する可能性があります。給湯器を選ぶ際には、号数だけでなく、機能も考慮しましょう。最近の給湯器には、省エネ性能の高い「エコジョーズ」や、自動湯はり機能、追い焚き機能など、さまざまな機能が搭載されています。これらの機能は、快適性や省エネ性に大きく影響します。エコジョーズは、排気熱を再利用することで、従来の給湯器よりもガス代を節約できる給湯器です。初期費用は高くなりますが、ランニングコストを抑えられるため、長期的にはお得になる場合があります。自動湯はり機能は、設定した温度と湯量で自動的にお風呂にお湯を張ってくれる機能です。忙しい時や、小さなお子さんがいる家庭に便利です。追い焚き機能は、冷めたお湯を温め直すことができる機能です。家族の入浴時間が異なる場合や、長風呂が好きな方に人気です。給湯器の交換費用は、決して安くはありません。しかし、適切な給湯器を選ぶことで、快適な生活を送ることができ、長期的には光熱費を節約できる可能性もあります。複数の業者から見積もりを取り、費用や機能を比較検討して、自分にぴったりの給湯器を選びましょう。